Horizon Forbidden West (感想)
見方によってはネタバレが含まれるかもしれません
感想(要約)
概ね他の既プレイ者感想と同じものだと思うのでさらっと
- 神ゲーだった
- 前作を知っていればいるほど楽しくなる(逆にストーリーすら知らない状態だと厳しいかも)
- みんなもプレイしようや
ステータス
- ストーリークリア
- プレイ時間: 50時間程度
- 前作 (Zero Dawn) は発売当初に実況等で内容を知っていたが未プレイだったため、今作のプレイ前にストーリークリア
ここすき
機械獣の種類が多い
個人的に一番うれしい点。
前作のトレーラーを最初に見たとき「巨大な機械を狩るゲーム」という印象を受けたが、実際は機械獣のレパートリーがあまり多くなく、むしろ人間と戦っている方がメインともいえる内容であった。
Horizon Zero Dawn - E3 2015 Trailer | PS4 - YouTube
一方で今作では、結構な数の新規機械獣が追加されたうえに前作のほとんどが続投するというのもあって十分満足できる種類の機械獣と戦うことができる。
特に前作では希少だった「大型の機械獣」が多数追加されているのがよい。ストーリーのアクセントとしてほぼ毎回初見の機械獣が登場し、「見たこともない巨大な機械と対峙する」この上ないワクワク感を何度も楽しめる。 Horizonというゲームに自分が一番期待していたものだっただけに、今作ではその欲が満たされて非常に嬉しい。
ハクスラ要素が増した
個人的には二番目にうれしい点。
武器や防具はそこらにいる人間と取引して得られるのだが、前作では終盤になると誰からも同じ装備が得られる上、強化要素もコイルと呼ばれる強化パーツをカスタムする程度の余地しかなく、装備に関して時間をほとんど使わないデザインになっていた。
一方で今作では、
- 場所によって変える装備が違う
- 機械獣の素材などを使って装備のレベルを上げることができる
という二つの要素が追加された。これによって
- 新しい装備をくれる人を探しに未開拓のエリアを探索するモチベーション
- 強化素材を集めるために機械獣を狩るモチベーション
が生じ、寄り道をする意義が強くなった。なるべく現段階で作れる一番いい装備を付けてプレイしたい自分にとってこの仕様は非常にありがたく、ゲームを深く楽しめる要因の一つであったことに違いない。
探索の自由度が増した
個人的には三番目にうれしい点。
特に壁のパルクールポイントが増えたのは大きい。前作はあからさまな掴んでくださいと言わんばかりの突起を掴んでパルクールするのがほとんどだったが、今作では多くの壁を登れるようになっており明らかに行動の幅が増えた。特にフォーカスを使用することで掴める壁が浮き上がる仕様は、景観とゲームの快適性、世界観のバランスが非常に秀逸なシステムだと感じた。
horizon forbidden west、フォーカスというアイテムで登れる壁がわかるんですが、オープンワールドにありがちなバレバレパルクールを減らして没入感を高めつつつつプレイの快適性を保つ神采配ですこ #PS4share pic.twitter.com/5STzn6uBJD
— gue- (@2kill22death) March 13, 2022
また、今作ではプルキャスター(壁の高い突起に引っかけて登ったり、オブジェクトに引っかけて動かしたりできる)やシールドウィング(高いところから滑空して降りられる)をはじめ探索を豊かにする要素が追加されている。純粋にプレイの幅が広がるだけでなく、場合によってはゲームプレイ中にこれらをきちんと使わないといけないため新要素としては悪くない塩梅だと感じた。
本シリーズはダンジョンなどの攻略法としてだいたい一意の回答が用意されているので、製作者の思惑通りにガジェットを「使わされている」感がないわけではないが、どのガジェットをどう使うことで攻略できるかはフォーカス等で辺りを調べて自力で見つける必要があるため、むしろ使いどころを発見する喜びの方が上回るようになっており良いと感じた。
ストーリー
前作は「殺風景な荒野に一人放り出され、流れに振り回されるまま行動する」という流れが多く、孤独に旅をする感覚がずっと続いていたが、今作では仲間と共に行動する局面が多い。主要キャラ同士の掛け合いも多く、キャラに対する理解も深まるので良かった。
また中盤からはレギュラーキャラが集う拠点を中心にストーリーが進行するため、心を落ち着けて寄り道できるのが個人的には好きだった。モヤモヤする状態でストーリーに区切りがついても続きをプレイしたくなってしまい、なかなか他のことをする気になれないので。。
また、これは前作からも共通であるが、エピソードの随所で見られる「アーロイらしさ」が爽快で良かった。明晰な頭脳と柔軟な発想力から生み出される解決策が毎回ことごとく野蛮なのも面白い。
例(意訳):
ア「今こそ一丸となって戦おう!力を貸してくれ!」
民「断る!この難攻不落の壁が壊れない限り、我々が戦う必要はない!」
ア「え?じゃあ壁壊せば戦ってくれるんやな(ニチャア」
だいたいこんな感じで物事が解決していく。
ありえんロード速い
前作からそうだったが、PS4 (not pro) でもロード時間がかなり短く、おおむね快適だった。
ここすきじゃない
下で挙げるような不満点がないわけではないが、これらは全て些末なものであり、ゲームに対する評価を損ねるものでは一切ない。
道具の使い勝手
道具が多すぎて選ぶのに時間がかかる。また、ポーチの上限が道具の種類ごとに決まっているため使いたい道具をすぐ作れない場合があるのもよくない。
MHのようにお気に入りパレット的なものがあると良いと思った。
矢選択の使い勝手
今作ではスロットに最大6種類の武器を設定し、武器ごとに最大3種類の矢を使い分けることができるが、矢の種類を変える際に18方向にスティックを傾ける必要があり誤選択が多い。
8~12方向くらいが限界な気がするので、使わない矢をオフにする機能か、いっそ使用できる矢の種類を2種類に限定するのが良いと思った(テンポは悪くなるが、スロットの武器はいつでも一時停止して変更できるのでそこまで困ることもないと思った)。
拠点で奈落に落ちる
Horizon Forbidden West- Falling Through The Game Glitch - YouTube
修正待ってます
お前
なんで死んでしまうん、、?
まとめ
私が欲しかったゲームだった。ストーリーはクリアしたが、まだまだやりこみ要素がたくさん残されているのでプレイしていこうと思う。
前作と比較して今作の良い点をたくさん挙げているが、前作は前作で2017年発売のゲームとは思えないクオリティの紛うことなき傑作である。2000円と30時間あれば今作の予習としては十分なプレイができるので、みんなもやろうや